「結婚相手に求める条件」を考えるとき、多くの人がまずランキング記事を探します。年収、年齢、性格、価値観。並べてみると、結局全部大事に思えてきます。条件を絞れないまま、婚活が長引いてしまう人は少なくありません。実はこれ、条件の数が多いこと自体が問題ではありません。問題は、その条件に優先順位がついていないことです。本記事では、IBJの成婚白書データと内閣府の調査をもとに、「みんなが求めている条件」と「実際に成婚率に効いている条件」を切り分けながら、条件を2〜3個に絞り込む考え方を解説します。

結婚相手に求める条件、みんなは何を重視している?【最新データ】

結婚相手 条件 ランキング、男女で1位が違う

結論から言うと、男性が最も重視する条件は「年齢」、女性が最も重視する条件は「年収」です(※1)。IBJが2025年3月に都市部の会員1,625人を対象に行ったアンケートでは、男性の条件は1位「年齢」79.3%、2位「性格」75.4%、3位「価値観」70.8%と続きます。一方、女性の条件は1位「年収」82.6%、2位「年齢」82.4%、3位「性格」79.2%という結果でした。

この数字を見て「やっぱり女性は年収を重視するのか」と結論づけるのは早計です。回答率8割超という数字は、ほぼ全員が「無条件でなくてよい」から選んでいるだけで、実際にどこまでの水準を求めているかは別の話だからです。ここは記事後半で詳しく検証します。

内閣府データが示す「価値観」の重み

もう一つ押さえておきたいのが、内閣府「男女共同参画白書 令和4年版」のデータです。結婚相手に求める条件として、「価値観が近い」「一緒にいて落ち着ける・気を遣わない」「一緒にいて楽しい」という項目は、いずれも5〜7割の人が挙げています(※2)。年収や年齢のようにわかりやすい数字ではありませんが、実は最も多くの人が共通して求めている条件はここにあります。

一方で、経済力に関する条件には明確な男女差があります。「満足いく経済力・年収」を結婚相手に求める割合は、20〜30代で女性32.6%、男性5.8%(※2)。この差は現実として存在するものであり、否定しても始まりません。大事なのは、この後説明する「その条件が実際に成婚と結びついているか」という視点です。

だい
だい

カウンセリングをしていると、最初に出てくる条件はだいたい年収か年齢です。でもよく聞いていくと、本人が本当に大事にしているのは「一緒にいて疲れない人か」だったりします。最初に言語化される条件と、本当に効いている条件はズレていることが多いです。

その条件、実は成婚率と関係ある?「効く条件」と「思い込みの条件」をデータで検証

ここが本記事の核心です。「求められている条件」と「実際に成婚に効く条件」は、必ずしも一致しません。IBJの成婚白書データを条件ごとに見ていくと、その差がはっきり見えてきます。

年収条件は男性にとって「効く条件」

男性の年収は、成婚率と明確な相関があります。2024年のデータでは、男性年収500万円以上で成婚率が50%を超えています(※1)。コロナ前の2017〜2019年は900万円以上でなければこの水準に届かなかったことを考えると、年収条件のハードルは下がってきていますが、それでも年収が成婚率に影響する構造自体は変わっていません。IBJ加盟の相談所全体では、年収600万円以上の男性が全体の約半数を占めており(2025年1月時点)、この層が成婚市場でボリュームゾーンになっている点も見逃せません。

これに対して女性は、年収よりも年齢の影響のほうが大きいというデータが出ています(※1)。ただし、女性の年収についても興味深い数字があります。年収を公開している女性の成婚率は46.1%、非公開の女性は24.0%と、約2倍の差がついているのです(※1)。これは「年収が高いから成婚しやすい」というより、「情報を開示して不確実性を減らした人ほど、お見合いから交際に進みやすい」という解釈のほうが実態に近いと考えられます。

学歴条件は「思い込みの条件」に近い

学歴については、男女で構造がまったく異なります。男性は大学院卒53.9%、大学卒40.6%、高卒23.8%と、学歴が上がるほど成婚率がきれいに上昇します(※1)。ここは条件として機能していると言えます。

ところが女性の場合、大学院卒29.6%に対して大学卒31.6%と、大学卒のほうが成婚率が高いという逆転現象が起きています(※1)。高卒でも24.6%と、大学院卒との差はわずかです。つまり女性の学歴は、男性ほど単純に成婚率へ効いていません。「高学歴の相手でなければ」という条件は、少なくとも女性側の学歴に関しては、思い込みに近い部分があると言えます。

年齢条件は男女で「効き方」が違う

年齢は、男女どちらにとっても重要な条件ですが、効き方が異なります。男性は30〜34歳で成婚率49.0%と最も高くなり、そこから緩やかに下がる山型です。女性は~29歳で36.4%、30〜34歳で35.8%と、年齢が上がるほど一貫して成婚率が下がり続けます(※1)。女性にとって年齢は、最も一貫して効いている条件であり、「求めるかどうか」以前に、自分自身の年齢戦略として早めに動く意味がある数字です。

求められている条件がそのまま成婚に効く条件とは限らない、という視点を持てるかどうかで、条件の絞り方は大きく変わります。年収・年齢・学歴、どれも「なんとなく大事そう」で終わらせず、自分の性別・年齢層でどう効くのかを見極めることが、結婚相手 条件を考えるうえでの出発点になります。

条件が多すぎて絞れない人へ。「妥協していい条件」と「譲れない条件」の分け方

データが示す「条件を絞った人ほど早く決断できている」構造

条件を絞れない人の多くは、「妥協したくない」という気持ちよりも、「どれが本当に大事な条件か分からない」という状態にあります。ここで参考になるのが、成婚者と退会者の比較データです。

成婚者は退会者に比べて、お見合い数が男性で4倍、女性で2.5倍多いにもかかわらず、在籍日数は男性で160日、女性で165日短いというデータがあります(※1)。数多くの人と会っているのに、決断までの期間は短いのです。これは矛盾しているようで、実は一貫した構造を示しています。条件が明確な人ほど、会った瞬間に合う・合わないの判断が早いため、結果的にお見合いの件数を重ねながらも短期間で交際・成婚に進めているのです。

逆に言えば、条件があいまいなまま数を重ねても、判断に迷う時間が増えるだけで決断は遠ざかります。結婚相手 条件を「妥協していい条件」と「譲れない条件」に分ける作業は、遠回りに見えて実は最短ルートです。

条件のズレが婚活の停滞を招くケース

自分の中で条件の優先順位が整理できていないと、お見合いのたびに評価基準がぶれて、交際に進む・進まないの判断が毎回変わってしまいます。これが積み重なると、婚活自体が長期化し、次第に疲弊していきます。


婚活がうまくいかない女性の共通点|現役代表がデータで解説

婚活がうまくいかない女性の共通点|現役代表がデータで解説

条件が整理できていないまま活動を続けてしまう背景には、一人で判断基準を作ろうとしていることも大きく関係しています。第三者の視点が入ることで、自分では気づけなかった「本当に譲れない条件」が見えてくることも少なくありません。

その条件、高望みになっていないか?セルフチェックの視点

条件を出す前に、現実的な母数を確認する

結婚相手 条件 高望みという言葉にネガティブな印象を持つ人は多いですが、高望みそのものが悪いわけではありません。問題は、その条件を満たす相手が市場にどれくらい存在するかを確認しないまま、条件を積み重ねてしまうことです。

たとえば「年収800万円以上」という条件を出す場合を考えてみましょう。IBJ加盟の相談所全体で年収600万円以上の男性が全体の約半数という母数を踏まえると(※1)、800万円以上となるとさらに絞られた層になります。年収・年齢・学歴・容姿など条件を1つ足すごとに、対象となる母数は掛け算的に狭くなっていきます。3つ、4つと条件を重ねた時点で、実質的に該当者がほとんどいない状態になっているケースも珍しくありません。

「結婚相手 条件 妥協」ではなく優先順位の話

ここで大事なのは、条件を諦める=妥協ではないという整理です。条件を減らすのではなく、複数ある条件の中から「絶対に譲れない条件」を2〜3個に絞り、それ以外は許容範囲を持たせる、という優先順位の付け方が現実的です。年収を重視するなら年齢の幅を広げる、年齢を重視するなら年収のラインを緩める。こうして条件同士のバランスを取ることで、母数を確保しながら自分にとって本当に大事な部分は守れます。


ハイスペックとは?婚活で狙える現実をデータで解説

ハイスペックとは?婚活で狙える現実をデータで解説

だい
だい

match+meの会員さんからよく聞くのが「条件を下げるのが怖い」という言葉です。でも実際にやっているのは条件を下げることではなく、優先順位の入れ替えなんですよね。年収の代わりに価値観を1位に上げる、それだけで会える人の幅も、実際に交際が続く確率も変わってきます。

まとめ:条件は「削る」のではなく「優先順位をつける」もの

結婚相手に求める条件は、多いこと自体が問題ではありません。優先順位がついていないまま数だけ並んでいることが、婚活を停滞させる原因です。年収・年齢・学歴といった条件は、性別や年齢層によって成婚率への効き方が異なります。データを踏まえたうえで、譲れない条件を2〜3個に絞り込むことが、遠回りに見えて最も現実的な近道です。

とはいえ、自分一人で「何が譲れない条件か」を客観的に整理するのは簡単ではありません。match+meでは、IBJ正規加盟の結婚相談所として、データに基づいた条件の整理から、実際のお見合い・交際までを伴走しています。一人で抱え込む前に、無料カウンセリングで一度、自分の条件を言語化してみてください。

自分の「譲れない条件」を一緒に整理しませんか。match+meの無料カウンセリングでは、あなたが挙げる条件が本当に譲れないものなのか、データを踏まえて一緒に整理します。

無料カウンセリングを申し込む

参考文献

  1. 2024年度版 成婚白書(IBJ)
  2. 男女共同参画白書 令和4年版(内閣府)

本記事内のデータは各出典の公開時点のものです。最新の数値は各出典元にてご確認ください。