結婚相談所に入会して数ヶ月。申し込みを送っても通らない、お見合いに行っても仮交際に進めない。「自分には何か根本的な問題があるのか」と感じはじめている方に、この記事を書いています。
結論から言うと、断られること自体は異常ではありません。 ただし、断われ方の「種類」によって原因はまったく異なります。申し込み段階で止まっているのか、お見合い後に断られているのか——この2つを切り分けないまま闇雲に悩んでいる方が非常に多いです。
この記事では、IBJが公表しているデータをもとに「どこまでが正常範囲か」を定量的に示しながら、段階別の原因と今日から始められる立て直し策を解説します。
この記事の目次
まず知っておくべき「お見合い成立率の現実」
「断られてばかり」と感じる前に、まずIBJが公表しているお見合い成立率の数字を見てください。
IBJ全体のお見合い成立率は、全体平均で6.6%です(※1)。 男性からの申し込みに対して女性が承諾する率が5.8%、女性からの申し込みに対して男性が承諾する率が7.8%という数字です。
これは何を意味するか。100件申し込んで成立するのは、平均で6〜7件ということです。10件送って1件も成立しなくても、統計的にはまったく異常ではありません。この数字を最初に把握しておかないと、現実と乖離した焦りだけが積み重なっていきます。
ただし、同じ「断られている」状況でも、申し込み段階で止まっているのか、お見合い後に断られているのかによって、見るべき原因はまったく別です。
申し込み段階で断られている場合
申し込みが通らない(成立率が著しく低い)場合、相手は「プロフィール」だけを見て判断しています。会っていないので、あなたの人柄や話し方は関係ありません。プロフィール写真・自己紹介文・スペック・希望条件——このどこかに問題があります。
特に注意が必要なのは、「申し込む相手の層がスペックと合っていない」ケースです。これは次のセクションで詳しく扱います。
お見合い後に断られている場合
お見合いが成立してから仮交際に進めない場合は、プロフィールは通過しているということです。問題は当日の言動・印象・清潔感・会話のテンポに絞られます。
同じ「断られている」でも、このどちらかによって対策がまったく変わります。まず自分がどちらのパターンか確認してください。
申し込み段階で断られる主な原因【写真・プロフィール編】
プロフィール写真が第一関門
申し込みが通らない最大の原因は、9割の場合、写真です。 これは厳しい言い方ですが、事実です。
相手は1分以内にあなたのプロフィールを見て判断します。最初に目に入るのは写真です。文章を読む前に写真で「見送り」を決める人が大半です。
写真で失敗しているパターンには以下のようなものがあります。
- スマホの自撮り(ライティングが悪い・背景が生活感たっぷり)
- 数年前の古い写真(現在の印象と乖離している)
- 無表情・目が怖い(真剣すぎて圧迫感が出る)
- 背景に友人・家族が映り込んでいる
- 全身写真がない(体型の想像が膨らむ)
プロフィール写真はプロのカメラマンに撮影してもらうことを前提に考えてください。費用は1〜2万円程度です。写真1枚の改善が、申し込み成立率を数倍変えることは珍しくありません。これは誇張ではなく、業界全体で共有されている実感値です。
プロフィール文が「空白・最低限」になっていないか
写真の次に見られるのが自己紹介文です。「よろしくお願いします」だけの文章や、趣味の羅列だけで終わっているプロフィールは、相手に判断材料を与えられていません。
プロフィール文で意識すべきことは「この人と会ったらどんな時間になるか」を想像させることです。趣味ではなく「その趣味を通じてどんな人間か」を書く。将来のビジョン・一緒に過ごしたい生活・相手への期待を具体的に書く。
「書くことがない」という方ほど、実は一番必要な情報が欠けています。カウンセラーに手伝ってもらってください。
希望条件と自分のスペックのズレを直視する
申し込む相手の「層」が自分のスペックと合っていない場合、成立率は構造的に低くなります。これは本人の魅力の問題ではなく、需給のミスマッチです。
結婚相談所の成立率は、申し込む相手の年齢・年収・学歴の希望条件と、自分のスペックのバランスで大きく変わります。「断られてばかり」の半分以上は、実はこの条件設定の問題です。
「妥協できない条件」と「妥協できる条件」を分けて整理する作業が、この段階では最も効果的です。
だい
正直に言うと、希望条件の見直しって「現実を突きつけられる」感覚があって、心理的に一番抵抗が強い作業なんですよね。でもそこを避けて申し込み数だけ増やしても、断られる経験が増えるだけです。条件の見直しは「妥協」じゃなくて「出会える範囲を広げる」という捉え方が、精神的にも正確だと思います。
お見合い後に断られる主な原因【当日の言動編】
「会話が盛り上がらなかった」の正体
お見合い後の断りで最も多い理由が「会話が弾まなかった」です。ただし、この原因は「話題が少ない」「コミュニケーション能力が低い」という問題とは少し違います。
多くのケースで起きていることは以下のどちらかです。
1つ目:質問攻めになっている
緊張すると、相手に質問を投げかけ続けることで場をもたせようとします。しかしこれは面接のような雰囲気を生み、相手に圧迫感を与えます。自分のことも話す・相手の話に共感してから次に進む、というキャッチボールの感覚が大切です。
2つ目:沈黙を恐れて焦っている
沈黙は「悪い空気」ではありません。無理に埋めようとすると、むしろ不自然さが伝わります。2〜3秒の沈黙は、お互いが考えているサインです。
お見合いは「うまく話す場」ではなく「お互いを知る場」です。 この認識のズレが、会話が盛り上がらない根本的な原因になっていることが多いです。
清潔感は「清潔である」だけでは足りない
「清潔感が気になった」という断り理由も、現場では非常に多いです。問題は「不潔」ではなく「清潔感の演出ができていない」ことにあります。
清潔感のチェックリストを確認してください。
| 項目 | よくある失敗 |
|---|---|
| 服装 | 着古したカジュアル、サイズが合っていない |
| 髪型 | 寝癖・整えていない・色が暗すぎる |
| 爪 | 伸びている・ケアされていない |
| 靴 | 汚れている・古い |
| 香り | 無臭(体臭が気になる可能性)または香水が強い |
特に服装は美容室やファッションに詳しい友人、またはパーソナルスタイリストに相談することをすすめます。自分ではわかりにくい部分です。
だい
お見合い後の断り理由の中で「清潔感」は特に本人に伝わりにくいです。カウンセラーが直接指摘しにくい内容でもあって、結果的に本人が気づかないまま同じことを繰り返すケースがある。match+meでは気になったことはちゃんと伝えるようにしています。正直に言ってもらえないほうが長い目で見てマイナスなので。
1回のお見合いで伝わる情報量の限界
お見合いは1〜2時間の初対面です。この時間で相手の「全部」を判断しようとしても、それは無理です。同時に、相手もあなたの「全部」を見ているわけではありません。
緊張して本来の自分が出せなかった場合も、相手には「テンションが低い人」「会話が乏しい人」として映ります。緊張そのものは仕方ないとしても、「緊張しています」と一言伝えることで印象は変わります。
お見合い後の振り返りをカウンセラーと行う習慣をつけることが、改善の最短ルートです。
成婚した人は何回断られたか——IBJデータが示すリアル
ここからが、この記事で最も重要なセクションです。
成婚者の平均お見合い回数
IBJ『2024年度版 成婚白書』(※2)によると、成婚者のお見合い数中央値は男性12件・女性11件です。
一方、成婚せずに退会した会員のお見合い数中央値は男性3件・女性4件でした。
つまり、成婚者は退会者と比べて、男性で約4倍のお見合いを実施しているということです。
申し込み数でも同様の差があります。成婚男性の申込数中央値は51件、退会男性は30件です。成婚した人は、断られながらも申し込み続けた人です。
| 成婚者(男性) | 退会者(男性) | 倍率 | |
|---|---|---|---|
| お見合い申込数 | 51件 | 30件 | 約1.7倍 |
| お見合い実施数 | 12件 | 3件 | 約4倍 |
この数字が意味するのは、「断られる=失敗」ではなく、「断られながら続けることが成婚への道」だということです。
成婚した人と退会した人で何が違うか
数字だけ見ると「たくさん申し込めばいい」という話に聞こえますが、それだけでは不十分です。
成婚者と退会者の決定的な違いは「行動量 × 改善の繰り返し」にあります。退会者に多いパターンは、「断られるたびに落ち込んで活動が止まる」か「原因を変えないまま同じ行動を繰り返す」かのどちらかです。
成婚者は、断られるたびにカウンセラーと振り返りをして、プロフィールや当日の振る舞いを少しずつ修正しています。婚活は、孤独にやるよりチームでやるほうが明確に成果が変わります。
断られ続けているときに見直す3つのポイント
「断られてばかり」と感じているなら、以下の3点を順番に確認してください。
プロのカメラマンによる写真撮影を検討する
繰り返しになりますが、プロフィール写真の改善が最も即効性があります。
| サービス | 費用目安 |
|---|---|
| 婚活写真専門スタジオ | 15,000〜30,000円 |
| フォトグラファーマッチングサービス | 10,000〜20,000円 |
| 結婚相談所が提携するカメラマン | 相談所によって異なる |
写真撮影に「お金をかけたくない」という方がいますが、写真1枚で年単位の婚活期間が変わると考えれば、費用対効果は非常に高いです。
申し込み成立率が低い場合、他の何を変えるよりも先に写真を変えてください。それがこの段階での最優先事項です。
プロフィール文をカウンセラーと一緒に見直す
自己紹介文は、自分一人で書こうとすると必ず「自分目線」になります。「相手がどう読むか」という視点で書くには、第三者の目が必要です。
カウンセラーに「この文章を読んでどんな印象を受けますか?」と率直に聞いてみてください。思っていた以上に伝わっていない部分が見えてきます。
- 出会ったらどんな生活になるかを具体的に書く
- 趣味の説明ではなく、趣味を通じた自分の人となりを書く
- 相手への期待・結婚後のビジョンを前向きに書く
- 「よろしくお願いします」だけの締め方を変える
希望条件の「絶対条件」と「妥協できる条件」を分ける
Step 1:全条件を書き出す
年齢・年収・居住地・学歴・職業・体型・趣味……すべて書き出します。
Step 2:「これがないと絶対にムリ」を3〜5個に絞る
本当に譲れない条件は思っているより少ないはずです。
Step 3:残りは「あれば嬉しい」に分類する
この「あれば嬉しい」に分類した条件を外すだけで、申し込める相手の母数が一気に広がります。
条件を緩めることは「自分の価値を下げること」ではありません。「出会える可能性を広げること」です。
それでも断られが続くなら——カウンセラーに相談すべき理由
写真を変えた、プロフィールも直した、条件も見直した。それでもお見合いが成立しない・仮交際に進めないとしたら、個別の状況を見られるカウンセラーに相談するタイミングです。
自己分析には限界があります。「自分では気づけない部分」を指摘してもらうことが、停滞を打破する最も確実な方法です。
マッチングアプリの場合は一人で活動するしかありませんが、結婚相談所の最大の強みはここにあります。プロのカウンセラーが伴走してくれる環境に入っているのに、その機能を使わないのはもったいないです。
だい
「相談したいけど、また同じことを言われるだけかも」と思っている方も多いかもしれません。ただ正直に言うと、現場を見ていて「もっと早く相談してくれていれば」と思うケースが結構あります。3ヶ月悩むより、1回話すほうが早いことはよくあります。
「カウンセラーに何度も相談するのは申し訳ない」という遠慮は無用です。それがカウンセラーの仕事です。
match+meはIBJ正規加盟の結婚相談所です。月額9,900円〜という費用体系で、大手相談所と同じIBJネットワーク内の会員と出会えます。「マッチングアプリを何年もやってきたが結果が出ない」「相談所に入ったがうまくいっていない」という方に特化した伴走型のカウンセリングを提供しています。
「今の状況を整理したい」「何から変えればいいか教えてほしい」という方のご相談を受け付けています。勧誘はしませんので、まずは話してみてください。
お見合いで断られることは、婚活において「当たり前の現象」です。IBJのデータが示す通り、成婚者は退会者よりも男性で約4倍のお見合いを実施しています(※2)。「断られた回数」ではなく、「断られながらも何を改善して続けたか」が成婚に直結します。
まず自分が「申し込み段階で止まっているのか」「お見合い後に断られているのか」を正確に把握する。その上で写真・プロフィール・条件設定を一つずつ見直していく。一人で抱え込まずカウンセラーを使い倒す。この3点が、停滞を打破するための現実的な手順です。
match+meでは、現在の婚活の状況をカウンセラーと一緒に整理する無料カウンセリングを実施しています。強引な入会案内は一切行いません。まずは現状を話してみてください。
今の婚活、一人で抱え込まないで。無料で現状を整理しませんか?
だい
カウンセリングをしていると「10件送って全部断られた」と深刻な顔で相談に来る方が多いんですが、「それ、むしろ平均より良いペースですよ」とお伝えすることが少なくないです。最初にこの数字を知っているかどうかで、婚活の精神的な消耗度がまったく変わります。