「結婚相談所は20〜40万円、マッチングアプリは月数千円。だったらアプリでいいでしょ」。マッチングアプリと結婚相談所の費用比較を調べると、ほとんどのサイトがこの額面だけを並べ、「あとは予算次第」と結論を投げてきます。

でも、本当に知りたいのは「結局どっちが安く結婚までたどり着けるのか」のはずです。この記事では、月額の安さや料金相場ではなく「結果÷総額」というコスパの視点で、IBJの実数データを使って正面から比較します。成果が出ているならアプリでいい。でも、出ていないのに払い続けるのが一番高くつく、という話をします。

マッチングアプリと結婚相談所の費用、まず「額面の相場」を並べてみる

まずは正直に、額面の料金ではアプリが安い

結論から言うと、月々の支払いという「額面」だけを見れば、マッチングアプリのほうが圧倒的に安いです。これは結婚相談所を運営している側から見ても、否定できない事実です。

マッチングアプリの料金は、男性で月数千円程度、女性は無料〜低額というのが一般的なレンジです。一方の結婚相談所は、料金が「月額」だけで完結しません。主に次の4つの要素で構成されます。

費用の種類 内容
初期費用(登録料) 入会時に一度だけかかる
月会費 活動中、毎月かかる
お見合い料 お見合い1件ごとにかかる(無料の相談所もある)
成婚料 成婚退会時に一度だけかかる

相談所によって金額もレンジも幅があるため、ここで「○○円」と断定はしません。ただ、月額だけを切り取って比べれば、アプリが安く見えるのは当然です。

だい
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正直に言うと、相談所の料金表を初めて見た人が「高っ」って引くのはよく分かります。月数千円のアプリと並べたら、そりゃそう見える。でもそこで比較を止めると損をする、というのがこの記事で一番伝えたいことです。

費用の「内訳」が違うから、比べ方を変える必要がある

ここで重要なのは、マッチングアプリと結婚相談所では費用の「構造」そのものが違うという点です。アプリは「時間に対して払う」課金(月額×継続月数)。相談所は「結果までの活動に対して払う」課金(初期+活動期間+成婚料)です。

構造が違うものを「月いくら」だけで横並びにしても、本当の費用比較にはなりません。次の章では、額面には出てこない「時間」というコストを足して考えます。

相談所の費用内訳をもっと細かく知りたい人は、こちらも参考にしてください。


結婚相談所は3ヶ月でいくらかかる?費用内訳と損しない選び方

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見落とされがちな「時間」というコスト

月額が安くても、結果が出なければ総額は膨らむ

ここが本記事の核心です。安いのは「月額」であって、「総額」ではありません。

たとえば男性が月3,000円のアプリを使うとします。1ヶ月なら3,000円。でも成果が出ないまま2年(24ヶ月)続けたら、それだけで7万円超です。しかも失われたのはお金だけではありません。20代後半〜30代前半という、婚活で最も結果が出やすい2年間という「時間」も同時に消えています。

月額の安さは、続ければ続けるほど薄まっていきます。終わりが見えないまま課金を続けると、いつのまにか相談所の費用に近づき、追い越していくことすらあります。

だい
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match+meに相談に来る人の多くが「アプリを2〜3年やってました」と言います。計算すると、課金額だけで相談所の初期費用くらいは普通に払っている。お金より、その期間が戻ってこないのが一番もったいないと感じます。

「アプリで結婚できる人」のデータは、あなたに当てはまるとは限らない

公平を期すために、アプリ婚がうまくいっているデータも出します。ナイル株式会社の調査では、2024年5月以降に結婚した人のうち33.3%がマッチングアプリ婚で、年々その割合は増えています(※1)。さらにマッチングアプリで出会って結婚した人は、交際期間2年未満での結婚が50.9%と、それ以外の出会い(33.8%)より早くゴールしています(※1)。

ただし、ここは冷静に線を引く必要があります。これは「アプリでうまくいった人」のデータです。成果が出ないまま課金だけ続いている層は、この数字には含まれていません。「アプリで結婚した人がいる」ことと「自分がアプリで結婚できる」ことは、別の話です。

もう少し長い視点のデータも見てみます。国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査では、SNSやアプリなどネットで知り合って結婚した夫婦は、最近の結婚の13.6%でした(※2)。出会いの入口としてネットは確実に広がっていますが、「出会えること」と「結婚できること」はイコールではない、というのが現実です。

アプリ疲れの心理面についてはこちらでも掘り下げています。


マッチングアプリに疲れた婚活、その違和感の正体

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コスパ=「結果÷総額」で見ると景色が変わる

相談所は「いつまでに・何件動けば結果が出るか」がデータで見える

コスパを「結果÷総額」で考えると、相談所の見え方が変わります。最大の理由は、相談所にはゴールまでの「目安」がデータで存在することです。

IBJ成婚白書2024(2024年成婚者15,374名分析)の初婚成婚者の中央値を見ると、ゴールまでの距離がはっきり数字で出ています(※3)。

項目 男性(中央値) 女性(中央値)
成婚時の年齢 36歳 34歳
在籍日数 313日 248日
お見合い数 12件 11件
交際人数 5人 4人

さらに交際に入ってからの決断も早く、交際200日以内に約9割が成婚退会しています(※3)。つまり「だいたい1年前後・お見合い10件超・数人と交際すれば、結果が出るかどうかが見える」というラインが、データで引けるということです。アプリには公式な成婚率の基準値がありませんが、相談所はこうした成婚までの目安が数字で共有されている点が違います。

だい
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お見合い数の中央値が10件超というのは、現場感覚ともよく合います。逆に言えば、最初の数件で「向いてない」と諦める人が一番もったいない。データ上、勝負はそこからなんです。

相談所は総コストに上限が見える。アプリは青天井になりうる

ここがコスパ比較の決定的な差です。相談所は初期費用こそ高く見えますが、ゴールまでの期間とアクション量に目安がある=総コストにおおよその上限が見えます。一方アプリは月額が安い代わりに、終わりが見えないと総コストが青天井になりかねません。

累計コストのイメージを図にすると、こうなります。

累計コスト 0 6 12 18 24 30 36 42 活動期間(ヶ月) ここで総額が逆転 結婚相談所(期間で頭打ち) アプリ(安いが伸び続ける)
累計コストのイメージ:相談所は初期に高いが期間で頭打ち、アプリは安いが成果が出ないと伸び続け、どこかで逆転する

相談所は「高い初期費用 → 1〜2年で打ち止め」、アプリは「低い月額だがゴールがなければ伸び続ける」。だからどこかで総額が逆転する地点が来ます。成果が出ないアプリ期間が長いほど、その逆転は早く訪れます。

別の角度として、「1件の出会い・1件の真剣交際あたりの単価」で考えるのも有効です。相談所は同じ期間にお見合い10件超・複数人との交際が標準的に発生します(※3)。総額は高くても「真剣な相手と会えた回数」で割ると、単価はむしろ下がることがある、という見方です。

数字のフェアな注意点

念のため補足します。IBJの数値は「成婚した人」の中央値であり、相談所に入れば必ずこの期間で成婚できるという保証ではありません。退会(非成婚)する人もいます。それでも「ゴールまでの距離と必要なアクション量が、入会前にデータで見える」こと自体が、終わりの見えないアプリとの大きな違いです。

マッチングアプリと結婚相談所はどっち向き?忖度なしの判断軸

アプリ向きの人・相談所向きの人

ここは忖度なしで書きます。全員に相談所を勧めるつもりはありません。

アプリ向きの人

  • 自分で相手の真剣度や人柄を見極められる
  • すでに交際や進展の実績が出ている
  • 自分のペースで時間をかけて探したい

この条件に当てはまっていて結果が出ているなら、わざわざ費用をかけて相談所に移る必要はありません。

相談所向きの人

  • アプリを1年以上続けたのに成果が出ていない
  • 相手が結婚したいのか分からず、見極めに疲れた
  • 期限を区切って、本気の人とだけ会いたい

特に「1年以上やって成果ゼロ」に心当たりがあるなら、同じやり方を続けても結果が変わる根拠は薄いです。乗り換えを具体的に検討するならこちらが参考になります。


マッチングアプリをやめて結婚相談所で変わった理由|データ検証

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「相談所=高い・敷居が高い」は思い込みになりつつある

救いになる話もします。「結婚相談所は高い・敷居が高い」は、今や思い込みに近いです。IBJの新規入会者は20代が急増しており、~29歳の入会者は2019年比で男性336.4%・女性195.9%と大きく伸びています(※3)。同世代がすでに動き始めている、ということです。

料金面も以前より手の届きやすい水準のサービスが増え、オンライン完結で全国どこからでも始められる形が一般的になりました。

だい
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僕自身が20代で相談所を運営していて感じるのは、来る人の年齢が明らかに若くなっているということです。「30代後半になってから焦って動く」より、20代で一度プロに相談しておくほうが、結果的にコスパはいい。これは数字でも現場でもそう思います。

「併用」という選択肢について

「アプリと相談所を併用すればいいのでは」という声もあります。出会いの母数を増やす意味では一理あります。ただし正直に言うと、併用は二重課金になり、月々の総コストはむしろ増えます。お金と時間が分散して、どちらも中途半端になるリスクもあります。やるなら「期限を決めて、両方本気で動く」前提で考えてください。

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まとめ|「一番高い婚活」は、成果の出ない時間を払い続けること

結論をはっきり言います。月額の安さで選ぶならマッチングアプリ、総コストとゴールの見えやすさで選ぶなら結婚相談所です。そして婚活で一番高くつくのは、どちらのサービスでもなく「成果が出ないまま、惰性で課金し続ける時間」です。

アプリで結果が出ている人は、そのまま続けてください。でも「1年以上やって何も変わっていない」なら、安い月額を払い続けることが、実は一番高い選択になっています。相談所はゴールまでの距離がデータで見える分、総コストに上限が引けます。費用は額面ではなく「結果までの総額」で判断してください。

match+meはIBJ正規加盟で、20代のオーナーが同世代目線で運営しているオンライン完結の結婚相談所です。手の届きやすい料金水準で、全国どこからでも始められます。「自分はアプリ向きか、相談所向きか」を判断する材料が欲しい人は、まず無料カウンセリングで現状を整理するところから始めてみてください。

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